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TAS企画 BLOG tashdc.exblog.jp

これからの家づくりは、「エコで長持ち」が良いとされています。長期優良住宅やゼロエネルギー住宅など、豊富な経験で提案いたします。又、耐震アドバイザーとして無料耐震相談や信頼できる耐震補強工事を行っていますので、是非一度ご相談ください。


by TAS企画一級建築士事務所  阿部 哲治
 この度、熊本市で被災者向けに行われている住宅補修相談に相談員として参加するために現地入りすることになりました。
 被災した、益城町の木山・宮園・惣領地区を中心に被災状況を見て廻りましたので、現地の状況をまとめたいと思います。

 22日正午、熊本空港に到着後早速ロビーの壁にクラックが多数あり、未だ空港の被害箇所すら補修が遅れている様子が伺えます。

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 空港に着陸する寸前に、雲の切れ間から下を見ると何やら青い点々が目に付いた、これらはブルーシートを被った家の屋根である事が分かりました。

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 空港からは本来であればターミナルバスで熊本市街へ向かうのですが、あえてタクシーに乗り運転手にお願いして益城町経由で市街へ向かってもらうことにしました。
 まず、益城町の木山・宮園地区の方から入り、道路から見える範囲を見渡しましたが、飛行機から見えたように青いブルーシートを被った多くの家々がありました。運転手さんに道端で停めて待ってもらい、近くを歩くことにしましたが集落のあちこちで瓦が落ち、傾いている家を確認しました。
 この辺は古い民家風の家が多く、屋根の重さに耐えられず強い揺れで損傷したり、崩壊してしまった家が大半のように思われます。

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 寺迫の交差点では電信柱が傾き、下を流れる河川の土手が壊れて重機での復旧工事が進められていましたが、多くの道路などは、所々にヒビが入ったり、盛り上がって段差がある所が散見されます。運転手さんの話では、未だほとんどの道で補修がされていない状況で危ないと嘆いていました。
 さすがに道路を塞いでいた瓦礫などは撤去されて通行は出来ますが、スピードを出して走ることは難しく、運行バスなども日常的に遅延しているようです。

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『熊本地震 現地被災状況 調査報告 No.2』につづきます。


# by tastas24 | 2016-06-29 12:11
 本日から熊本市で被災者向けに行われている住宅補修相談に来ています。前日から来ていて、益城町の木山や宮園、惣領地区を見て廻りました(被災状況写真は編集して後日掲載予定です)。

 現在でも未だ被災地の片付けが進んでなくて、壊れた家も撤去されず悲惨な状況を目の当たりにして言葉も出ません。道路や河川もズタズタで復旧のめどが立たないという事が良く分かります。

 市内の方は被害も少ないようですが、それでも屋根瓦が落ちブロック塀が倒れたりしている光景
を大分見かけます。私が宿泊しているホテル(写真)も外装部分が被災していて改修中です。
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 今日相談にこられた母娘親子は、一部損壊の判定を受けているが半壊以上の判定にならないと助成金なども支給受けられず、現在2次審査の申請中ということでした。外観では軽微な損傷に見えても内部や屋根等の被害もあって半壊程度になってもおかしくないようです。

 いづれにしろ補修するには建築士等の助言や補修計画をしっかり立てて進めるようになりますが、罹災証明の判定が明確にならないと先に進められない事が多い現実があります。

 今日から3日間ですが、被災者の為に少しでも役立つような助言が出来ればと思っています。

熊本被災者の現地事務所で補修相談参加中。_b0366579_14235659.jpg熊本被災者の現地事務所で補修相談参加中。_b0366579_14234088.jpg

# by tastas24 | 2016-06-22 14:55
 熊本県などの被災地から電話相談の対応を行う、被災地自宅補修・再建相談窓口として4月29日から開設された 「住宅補修専用・すまいるダイヤル」 の相談員として、私も参加しています。これは、「(社) 住宅瑕疵担保責任保険協会」 と 「(財) 住宅リフォームセンター」 が国交省からの委託を受けて、被災住宅の補修や再建に関する相談体制を整備するもので、

具体的には、
 1)被災住宅の補修・再建にかかるフリーダイヤルの開設
 2)現地で被災住宅の無料診断・補修の相談に応じる専門家の派遣
 3)現地での相談窓口の設置を行う
という制度となっており、東日本大震災の際にも実施された支援制度です。

 私は瑕疵保険会社の業務を手伝っていることもあり、その関係で上記の1)の臨時電話相談員として連休中の4月29日~5月7日のうち6日ほどを東京都内(市ヶ谷)にある防災支援センターに詰めて10時から17時30分まで電話での対応をしています。

 現地熊本では地元の県や市でいろいろ支援作業を進めていますが、非常にタイトな状態であり、応急危険度判定も全て対応は出来ていないようです。そうしたこともあり、電話では 「家にいても良いのか、どのように補修などを進めていけば良いか」 というような相談が多く、1件1件に対して被災状況を確認したうえで、今後の対応として現地へ建築士派遣して相談に載るという形を取っています。

 4月29日~5月1日までの入電件数は 6000件 を超えていますが、応答出来ているのは 1000件 程度で今後も増えていくと思われます。
 現地への派遣申込み件数も 950件 ほどに達していて、このままの推移ですと連休中だけでも 2000件 程度にはなるかと考えられ、派遣する建築士の手配も大変になると思われます。

 私としてはこれからも電話相談支援を続けていくとともに、出来れば被災地での相談支援にも行ければと考えています。

 『住宅補修専用・住まいるダイヤル』についての詳しい内容は『公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター』のHPをご覧ください。

■電話相談の様子(総勢20名程で対応しております)
熊本地震の被災者支援電話相談に参加中です。_b0366579_14295041.jpg
# by tastas24 | 2016-05-02 14:40
 このような断層帯での連続した地震はあまり想定されていないせいか、被害もさることながら長時間に渡る余震(本震も続く?)への対応策などについても再考しなければならない事が多いと思わされました。

 東日本の際は、私も国交省の依頼(住宅性能評価機関の委託業務として)を受けて被災者への対応のため交代で電話連絡を行ったり、茨城の被害者相談事務所へ詰めて相談業務を行いましたが、今回は九州方面のため今のところ動けずにいます。

 何かお手伝いできることがあればすぐにでも飛んで行きたいところですが、今のところは現地の混乱状況から義援金くらいしか対応することが出来ません。

 今後の被災地の早い回復を願いながら、日常的に耐震診断や改修業務を励んで行く強い気持ちを再度持ち続けいきたいと思っています。


無料で耐震相談を受け付けております。ホームページからお問い合わせください。

# by tastas24 | 2016-04-20 11:37

ブログ開設しました。 

住宅の新築・リフォームを主にやっております。

特に、耐震診断・補強工事を中心に行っております。

工事の様子や住宅情報などを掲載していきたいと思います。



# by tastas24 | 2016-04-15 15:30